HOME > 婦人科・産科 > コラム コラム 診療概要 強い生理痛と過多月経 妊婦検診と4D超音波撮影 胎児スクリーニングについて 不妊症、不妊治療について 月経周期の変更 避妊と中絶 更年期障害 子宮脱について 各種検診について 子宮頸がんの検診と予防ワクチン よくあるご質問(FAQ) メール(深見和之院長宛) コラム 「膣炎の話」 世の中では、膣洗浄器や洗浄液が売られていますが、 その効果はいかがなものでしょう。 当院でも洗浄をしているという女性がいらっしゃいますが、 かえって膣炎を助長しているようです。 成熟女性の膣には、自浄作用という精妙な仕組みがあります。 エストロゲン(女性ホルモン)が膣粘膜に作用して、 グリコーゲンを作り、それを餌にして、 Lactobacillusという乳酸菌が膣内に優勢になります。 乳酸菌は膣内をpH4.5以下の酸性に保ってくれて、 病原菌の繁殖を防いでくれます。 これが膣の自浄作用です。膣の洗浄をすると、 せっかく繁殖した乳酸菌が洗い流されてしまい、 かえって感染を助長してしまいます。膣洗浄に疑問を呈する所以です。 そうは言っても膣炎になることはあります。 おりものの色が汚くなったり、いやな臭いがしたり、かゆみ、痛みが起こったりです。 そんな場合でも自分でする膣洗浄ではなかなか治りません。産婦人科医の出番です。 膣炎の90%以上は、嫌気性菌の増える細菌性膣症、カンジダ膣炎、トリコモナス膣炎のいずれかです。 いずれの場合も正しい診断の上で飲み薬で治せます。 細菌性膣症の場合には、悪玉菌(嫌気性菌)のみやっつけて、 善玉菌(乳酸菌)には作用しないという都合の良い薬があります。 自分での膣洗浄は控えた方が無難のようです。 「もっと自由にピルを使ってみよう!」 服用法1:3週間ピルを服用して1週間休薬します。→28日周期で生理がきます。 服用法2:9週間連続してピルを服用し、3日間休薬します。→84日周期で生理がきます。 服用法3:出血してくるまでピルを続けます。 出血してきたら3日間休薬します。 避妊効果を保つため、最低21日間は連続してピルを服用します。→年間にくる生理の回数を減らします。 平均的な女性の生理周期を真似て、ピルは最初、服用法1で世にでました。 しかし、実は生理周期はもっと長くてよいのです。服用法2、服用法3でも全く問題はありません。 昔の女性は、子供をたくさん産んだので、生涯の生理の回数は少なかった。 現代女性は、生理の回数が多くて、それが現代女性の子宮内膜症を増やしているとも言われています。 煩わしい生理の回数をピルで減らして見ませんか。 詳しくは、深見までお尋ねください。 「一卵性双生児のあいだで卵巣移植に成功」 一卵性双生児のあいだで卵巣移植に成功したことが、Sherman J. Silberらにより、ニューイングランドジャーナル誌に報告された。 双生児の一人は、14歳のときに、卵巣機能不全に陥った。 もうひとりは、問題なく、3人の子供を出産した。24歳になって、 健常の双生児より片側の卵巣皮質が切り取られ、他方の双生児に移植された。 移植は血管の吻合は必要とせず、皮質の髄質への縫合のみで行われた。 移植を受けた双生児は、3ヶ月後には、月経が回復し、 次の周期には、妊娠成立、38週目に健康な女児を出産した。 今回の報告は、一卵性双生児間という限定された状況下での成功だが、 今回の成功で、応用の可能性がひろがる。 若年で子宮癌、卵巣癌になった場合、 化学療法、放射線療法をうけて、癌は克服できたが、 卵巣機能が廃絶してしまうといった例が多くみられる。 病気はなおったが、妊娠できなくなってしまうわけである。 さらに卵巣を冷凍保存する技術が開発されれば、 今回の方法とあわせて、癌の治療前に卵巣組織を保存しておき、 治療後に卵巣機能を回復することが期待される。 筆者もこれまでに若年者の癌の治療を担当し、 卵巣機能がうばわれることに心を痛めてきた。 今回の報告が応用されるようになれば、若年の癌患者にとって福音であり、 とても喜ばしいことと思う。 参考文献 N Engl J Med 2005;353:58-63 Obstetrical & Gynecological Survey 2006; 61:25-26 「ピルは自然に反するか」 外来でよく、避妊のためはもちろんのこと、 生理痛をやわらげたり、生理の量を減らすことをねらって、 ピルを使うことを提案しますが、拒否にあうことがしばしばです。 いわく、薬で排卵を止めるような不自然なことはしたくない。 しかし、本当に不自然でしょうか。 現代の女性は少子化のため、昔の女性に比べて生理の止まる期間が短い、 つまり排卵の回数がずっと多くなっています。 一回の妊娠で授乳期とあわせて2年間排卵が止まるとすると、 10人出産した女性は20年間、 つまり生殖期間(10歳から50歳として)の半分は無排卵で過ごしたという計算になります。 それに対して、平均1人しか出産しない現代女性は、 生殖期間の大半を排卵して過ごしていることになります。 排卵の回数が増えて、現代では、子宮内膜症や卵巣がんがふえてきているともいわれています。 (実際、ピルを長期間服用することで卵巣がんの罹患率が下がることがわかっています。) こうして考えてみるとピルを使って排卵を止めることは、 体に悪いことではなく、あながち自然に反するともいえないのではないでしょうか。 「名曲アルバム」 当院の待合室で上映しているDVDライブラリーの中には、 NHK放送の名曲アルバムがあります。 フランス、ドイツ、ロシアなど各国の風景とクラシックの名曲にひたっていただきながら、 待ち時間のひとときをおくつろぎください。
MAP/TEL 診療時間 ニュース クリニックについて 当院へのご質問やご相談 関連ホームページ スマートフォンサイト Twitter 婦人科・産科 コラム(婦人科) 診療概要(婦人科) 強い生理痛と過多月経 妊婦検診と4D超音波撮影 胎児スクリーニングについて 不妊症、不妊治療について 月経周期の変更 避妊と中絶 更年期障害 子宮脱について 各種検診について 子宮頸がんの検診と予防ワクチン よくあるご質問(FAQ) メール(深見和之院長宛) 麻酔科(ペインクリニック) コラム(麻酔科) 診療概要(麻酔科) ペインクリニックとは 各種痛みの治療 神経ブロックのおはなし 男性の方の治療について 禁煙外来について 帯状疱疹後神経痛の予防注射について 帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛について 頭痛 巻き爪の治療 骨粗しょう症とは 多汗症の治療 メール(深見栄副院長宛)