兵庫県川西市／ふかみレディースクリニック婦人科・産科・ペインクリニック　内科

ペインクリニック　内科

腰部椎間板ヘルニアの痛み

椎間板ヘルニアは背骨の間にある椎間板と呼ばれるクッションのような柔らかい組織を
指します。椎間板ヘルニアは椎間板がつぶれて脊髄神経の通り道に出てしまった状態をいいます。
腰は上半身の重さがかかるためヘルニアになりやすい場所です。
重いものを運ぶ仕事、肥満、加齢、遺伝的に柔らかい椎間板　といったことで潰れやすくなります。
ヘルニアになるとヘルニアのある脊髄神経の枝の領域に激しい痛みが走ります。
臀部から下腿の裏側、大腿の外側からふくらはぎの外側、太腿の前から脛にかけてといった領域です。
電気が走るような痛みが特徴的です。
痛みは激しいですが数ヶ月から半年すると白血球が食べてなくなってしまいますので痛みをある程度コントロールできれば手術の必要はありません。
痛みのコントロールは激痛時の初期に消炎鎮痛剤、他の鎮痛剤内服と硬膜外ブロックなどの神経ブロックを週１回程度併用します。一般的には１ヶ月－２ヶ月たつころには内服薬のみでコントロールできるようになります。
ヘルニアまでにならず少しだけ形が悪くなり脊髄神経の通り道を狭くすることはよくあります。
この場合はヘルニアのように消えてしまうことはなくずっとありますので痛みは一旦消えても繰り返します。痛みの治療はヘルニアと同じですがヘルニアより痛みの程度は軽く早く痛みが軽快することが多いです。
一旦痛みが消失しても椎間板の変性は消えませんので腰に負担がかかるような生活によって症状が再発します。

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